■職員室■
樋口智巳先生→数学教師(1年担当)恋人 尋臣
渡部浩二先生→英語教師(1年担当)

桐生先生→数学教師(4年担当)
城崎先生→数学教師(3年担当)


樋口「なんですか、渡部先生。人の顔チラチラ窺って、犯されたいんですか?」
渡部「なっ……人前で変なこと言わないでください!」
樋口「欲求不満?」
渡部「やめてください。ホント、デリカシーないですね」
樋口「人のことエロい目で見てくる人にデリカシーとか言われても」
渡部「エロい目でなんて見せません」
樋口「第一、こっちの都合もあるんで、いつでも犯してもらえると思わないでくれます?」
渡部「思ってないです! だから窺ったんじゃないですか」
樋口「犯して欲しいって頼んでくれたら考えてもいいですよ」
渡部「言いません!」
樋口「人前では……?」
渡部「裏で言ってるみたいな言い方も、やめてください」
樋口「そんじゃあ、もう見ないでください。次見たらやります」
渡部「見ませんよ。もう、なんなんですか」

桐生「……ホント、仲良しだなぁ」
城崎「ええ……どこかですか」
桐生「喧嘩するほど仲がいいっていうか……まあ見てりゃわかるよ」

渡部「……あの、さっき次見たらやりますって言いました?」
樋口「言いましたけどなに見てんすか。やられたいんですか?」
渡部「見たら、やるんですよね……?」
樋口「なにをやるかは、別に言ってないです」
渡部「やるっていったらもう決まってるじゃないですか」
樋口「別に決まってないですー。決まってるんですか?」
渡部「まだ、決めてないですけど」
樋口「あなたとただやっても、つまんないですからねー」
渡部「つまんないとかやめてくれます? 俺だって、あなたとただやってもつまんないです」
樋口「んー……目隠しなんてのもいいかもしれませんね」
渡部「どんだけ見られたくないんですか」
樋口「手も縛っときます? 俺は縛ってもそんな萌えませんけど」
渡部「そうなんですか? 尋臣のこと縛ってそうなのに」
樋口「は? 相手が尋臣なら萌えるに決まってんだろ」
渡部「ああ、すみません。俺なんか縛ってもってことですね」
樋口「まあ縛られたいなら、こっちも縛る練習になるんで悪くはないです」
渡部「そんな高度な縛り方する気なんですか?」
樋口「その方が、お互いメリットあるだろ」
渡部「縛りに手間取る樋口先生ってのも、なかなか見物です」
樋口「俺が手間取ってる間は、強制焦らしプレイなんで、そこんとこよろしく」 渡部「はぁ……そういうことになるんですね」
樋口「あと目も塞ぐんで見れないかと」
渡部「そうでした」
樋口「つーか、嫌がれよ。つまんな」
渡部「い、嫌がってます。いつも理不尽だし、強引だし……!」
樋口「けど、今日はそういう気分なんでしょ。ホント変態ですね」
渡部「だから、ここでそういうこと言うのやめてくださいって言ってるじゃないですか」
樋口「はいはい」

城崎「なんか……仲良く見えてきました」
桐生「浩ちゃん結構、性癖歪んでるからねー」