オチもなく、日常の一場を。

■ある日の電話■1年後設定。
樋口智巳→数学教師。恋人は尋臣(昨年の卒業生)




尋「もうすぐ誕生日ですよね。なにか欲しいものとかあります?」
智「別に、そんな気遣ってくれなくていいけど」
尋「……そうですか」
智「あ、そうだ。1日尋臣を好きなようにやれる券とか」
尋「それ、いつもですよね」
智「そうだな。じゃあもっとハードルあげないと」
尋「やめてください」
智「口でしてくれるとか。思いっきり奥まで咥えこんで、出したもん全部飲み込んでくれるとか」
尋「そんな……こと」
智「誕生日くらい激しいのしたいだろ」
尋「それは……誕生日じゃなくても……」
智「ああ、普段からしたいんだ?」
尋「そうじゃなくて。……もう……してるじゃないですか」
智「俺がやらせるんじゃなくて。お前からするの。俺の精液飲みたいって言ってよ」
尋「……もう、エロいことから離れてくれませんか」
智「俺からエロ取ったら何が残るんだよ」
尋「…………」
智「……返事遅すぎだろ」
尋「すみません、思いつかなかったもので」
智「フォローになってねぇよ」