「千鶴先輩と由架先輩って、やっぱ付き合ってたりするのかなぁ……」
今日は、友達のカナちゃんと演劇部の練習をちょっと覗きに来たんだけど、舞台の方を見ながら不意にカナちゃんがそんなことを言った。
「…え。付き合ってるって…」
たしかに、演劇部の千鶴先輩はかっこよくって。
相手役をしている由架先輩はめちゃくちゃかわいくって。
さらに2人ともすっごい仲良しさん。
お似合いっていえばお似合い。
だけど…。
付き合ってるとかそんなんじゃないと思う。
だって…ねぇ…?
「女の子同士だよ?」
そう言う私に、カナちゃんは少し頬を膨らませる。
「そんなのわかってるよ。でも、お似合いなんだもん」
そりゃ…女子高だもんね…。
そんくらいは、カナちゃんもわかってるよね。
「カナちゃん…女の子同士で、付き合うとか、ないじゃんか」
「李実ちゃん、硬いなぁ。女の子同士だって、かまわないとあたしは思うけど」
にっこり笑って、カナちゃんはそう言った。
カナちゃんは、少し目を細めて、私の表情を窺う。
「李実ちゃんは、そういうの、気にするんだ…?」
…気に…するっていうか。
常識的にさぁ。
「そろそろ帰ろっか」
なんでもなかったみたいにそう言うもんだから、私も気にせず、寮の方へと足を向けた。
寮へ行く途中。
「あら。カナちゃん」
そう声が掛かるもんだから、カナちゃんに合わせて、私まで声のする方へ顔を向ける。
「春日先輩!?」
これにはカナちゃん同様、私も驚いた。
生徒会長様。
別に、普通に生徒なんだから、会ってもおかしくはないんだけど…。
まさか会うとは思ってなかったから。
なんていうか、生徒会長様って、カリスマ的存在で。
勉強出来るし、美人だし。
それでいて、生徒みんなをしきってて。かといっていやみなとことかなくって。
かわいいともかっこいいとも言える人。
でも、まさかカナちゃんの名前を呼ぶとは…。
「ごめん、李実ちゃん。先、行っててくれる…?」
カナちゃんは、申し訳なさそうに、私にそっと耳打ちする。
別に、話が終わるまで待っててもかまわないんだけど…。
カナちゃんとしては、私に気を使わずに話したいのかもしれない。
「わかった」
そう言って、生徒会長様に軽くおじぎをして、その場を離れた。
…思えば。
どうしてそっと私にしか聞こえないように、『先、行ってて』って言ったんだろう。
春日先輩に聞こえちゃうと、『一緒にいてくれて構わない』って言われるかもしれないから…?
それとも、それを聞いた春日先輩が、話を早くきりあげようとしちゃうかもしれないから?
二人きりで話しがしたかった…?
カナちゃんは、春日先輩と、二人だけの時間を大切にしたいんだろうな。
ツキン…って。
変に、胸のあたりが重くなるような感覚が走った。
あぁ。
もしかして、私、傷ついてる…?
理由がわからなくって、傷ついてるのに気づくのが遅くなったみたい。
どうして…?
春日先輩とカナちゃんが仲良しだから…?
カリスマ的存在の春日先輩と仲良しでうらやましいなぁとは思うよ。
でも…。それだけなはずなのに。
カナちゃんが、春日先輩と2人で話したがったからなのかなぁ。
疑問を抱きつつも、そのまま。
考えることをやめて、寮の自分の部屋へと戻った。
なんか腑に落ちないな…。
部屋にはもうルームメイトの葉月先輩がいて、ベッドに寝転がりながら本を読んでいた。
「葉月先輩―…。今日、カナちゃんが春日先輩とね、2人でしゃべってて…。私ね…なんか…少し、傷ついたんだ…」
自分の気持ちがよくわからなくて。
そう葉月先輩に伝える。
「ふぅん。春日先輩に嫉妬してるんだ?」
「嫉妬って…」
そんなんじゃないよねぇ?
「李実は、カナちゃん、取られちゃったみたいで、寂しかったんじゃないの?」
そりゃ…少し、そんな気もしたかもしれない。
だけど、春日先輩だし…。
「…よくわかんない…」
「じゃあ、カナちゃんに、素直に伝えてみたら?」
素直に伝えるって?
「…なにを?」
「いま、私に言ってくれたことと同じこと。カナちゃんが春日先輩と話してて、寂しかったって」
そんなこと…。
「伝えたら、カナちゃん、迷惑だよね」
「そうかな。素直に言ってくれたら、うれしいし。大丈夫な気がするけど」
少し、楽しそうだな、先輩。
そんなの、言っていいのかわかんないけど、もやもやしててどうにも収まりそうにないし、カナちゃんと少し、話してみよっかな…。
「李実ちゃん、話って?」
寮の外、裏庭にあたるところで待ち合わせ。
だって、部屋に行くと、先輩がいるかもしれないから…。
やっぱり、2人で話したいし。
「あのね…。私、自分のことなのによくわかんないんだけど、もやもやするから、聞いて欲しくて…。
さっき、カナちゃんが、春日先輩に呼ばれたときね…。ホントは、少し、嫌だったの…」
「…どうして? 春日先輩が、あたしだけに声かけたから?」
そういうんじゃないだろうな。
「そうじゃなくて……。カナちゃんが…私といるのに、別の人と、行っちゃったから…」
駄目…。
別に、なんでもないと思ってたのに、本人、前にして口に出したら、泣けてきちゃった。
どうしよう。
私、おかしな子だ。
「李実ちゃん…」
カナちゃんは、そっと私を抱き寄せてくれる。
「ごめんねっ。李実ちゃんは、いつもあたしと一緒にいてくれて…。春日先輩はあまり会えないから、偶然にでも会ったときに、話しておこうと思っちゃって…。ごめんね…」
そうだよ、わかってるのに…。
「ごめん…ね。泣いたりして…。こんな、独り占めするみたいなことしちゃって…ごめんね」
カナちゃんは、私の体を壁に押し付けるようにすると、そっと口を重ねた。
「んっ…」
嘘…。
カナちゃんとキスしてる。
すぐ離れて、ジっと顔を見られて。
なにもうまく答えられない…。
「…嫌…?」
私は、首を横に振る。
「束縛、してくれていいよ…? あたし、李実ちゃんのこと、大好きだから…」
そう言って、また、口を重ねた。
「んっ…んぅ…」
変な感じ。
体が熱くてボーっとしちゃう。
カナちゃんの手が、私の太ももに触れて、ゆっくりとスカートの中に入り込む。
…って………え…?
「っんっ…っ!」
下着の上から、何度も指がなぞって…。
「ぁっ…カナちゃ…っ」
「ん…。ねぇ。李実ちゃん…。あたしの好きってのは、友達としてじゃないんだよ?」
カナちゃんが、今度は、私の首筋に舌を這わして。
指が、下着の中に入り込む。
「っあっ…ちょっ…と…っ」
撫でられて、ゾクゾクしてくる。
恥ずかしくて、どうにかなっちゃいそう。
「あっ…カナちゃん…。駄目…」
「でも…だんだん、濡れてきたよ…?」
指が、湿ってきてるそこを撫でて、肉片を押し広げる。
「はぁっ…あっ…んぅっ」
「ねぇ。ココも…出てきてるし」
上部の少し硬い部分をそっと、カナちゃんが指の腹で撫でて示す。
それだけで、体中が熱くなった。
「ぁっ…あっ…そこっ…」
「気持ちいい?」
「んぅっ…駄目…だよぉ…っ」
「指じゃ、強すぎるかなぁ? やさしくしてあげないとね…」
そう言って、カナちゃんは私の前にしゃがみこむと、私がはいていたパンツを膝下あたりまで下ろしてしまう。
「なっ…」
スカートの中に、頭を潜らせたかと思うと、両方の指が、足の付け根の奥、肉片を押し開く。
「…っカナちゃんっ…」
カナちゃんの息が、ソコにあたる。
そのまま、ぬるってした感触が。
「ぁっんぅっ…」
カナちゃんの舌。
今、私のアソコ、舐めてるんだ…?
そう考えるだけで、クラクラする。
「…ぁあっ…だめぇ…っ…カナちゃんっ…」
もうソコがぐちゃぐちゃなのもすごくわかる。
ゆっくりと、カナちゃんが、指を中へ押し入れていく。
「ぁっんっ…あっっ…んーっ」
「キツい…? 指1本くらいなら大丈夫だよね? ゆっくり、するね」
ゆっくり、ゆっくりと。
中へと入り込んでくる。
初めての感覚。
「ぁあっ…カナちゃんっ…変だよぉっ」
「ねぇ。1本、入っちゃった。わかる?」
「ぁっあっ…わかんなっ…」
指が入り込んだ状態で、カナちゃんはまた、ソコの突起物を舌で突く。
「んぅっ…ぁあんっ」
「…ココ、すごく感じるんだ…? あのね、舌で突いてあげると、指をギュって締め付けるの。すごい…」
恥ずかしい。
けど、その通り。
カナちゃんの舌がソコを突いて、舐め上げて。
そのたびに、なんか締め付けちゃうみたいで、指が入ってるってのがすごくわかる。
「はぁっ…だめぇ…っカナちゃぁっ」
中の指が蠢いて。
足がガクガクする。
「聞こえる…? クチュクチュ言ってるの…。気持ちいいの?」
「ぁんっあっ…気持ちぃいよぉ…っカナちゃん…もぉっ変なのっ」
「なぁに…?」
「あっ変っ…やぁあっ…なにっ…やぁっ」
クチュクチュって、音が響いて。
カナちゃんの指がぐちゃぐちゃ動いてて。
舌が、そこら辺を舐め回して、突起を指でも擦られて。
「はぁっんっぁんっ…やぁっもぉっ…やぁあああっっ」
体が大きくビクついた。
なにこれ…。
すっごい、気持ちいい…。
「李実ちゃん…イっちゃった…?」
カナちゃんの指がそっと引き抜かれる。
ずるずると、座り込むと、カナちゃんのその手が視界に入った。
やだ…すごい濡れてる…。
そっか。これがイクってことなんだ…。
「…カナちゃ……。いっちゃった…」
「よかった。李実ちゃん…。また、しようね…」
嫌じゃ……なかった。
気持ちいいし。
うぅん。そんなんじゃなくって。
なんか、してもらえて嬉しくて。
好き……だからなのかなぁ。
友達じゃなく…?
よくわかんないけど、カナちゃんは、私のこと、友達としてじゃないって言ってた。
それって、恋人ってこと…?
恥ずかしいけど、カナちゃんの気持ちに答えるように、そっと頷いた。
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