兄の恋人を襲った男の対処を任されたわけだけど、実際、なにをするかはまだ決めていなかった。
ひとまず、いまだ校舎内をウロついている男に追いつき話しかけてみる。
「ごめんごめん。ちょっと待ってくれる?」
男は、振り返って俺を確認すると、少し後ずさりした。
「ええっと、やっぱり逃がしてくれないって?」
「そういうことなんだけど。無理やりなにかしたって感じでもなかったよね。あの子のこと、どうやって連れ出したの?」
極力、圧をかけないように、柔らかい口調と態度で尋ねると、男は少し距離を取ったまま、それでも話してくれた。
「向こうに倒れてる人がいるって言ったら、おとなしくついて来てくれただけ」
「ふぅん。倒れてる人ってのは、もちろん嘘だよね? それで次はまた別の子、ナンパすんの?」
男は、小さくため息を漏らしたかと思うと、左手で自身の右手首を掴む。
「そのつもりだったけど、ちょっと右手、痛むんだよねぇ。もちろん、自業自得だから構わないけど。これじゃあ思うようにかわいがれないな」
男の手首を掴んで捻りあげていた兄の姿を思い出す。
角度の問題だったかもしれないけれど、思った以上に傷めてしまっているようだ。
「ちゃんとかわいがるつもりだったんだ? フェラとかさせて抜ければ十分なのかと」
「いきなりその流れに持って行くのは、なかなか難しいでしょ」
あくまで合意で済ますつもりなら、たしかに難しいかもしれない。
「優しいねぇ。それじゃあ……俺が慰めてあげようか」
微笑みかけると、男は当然ながら、警戒心丸出しの様子で眉をしかめた。
「俺のこと、懲らしめに来たんじゃないの?」
「一応ね。でもほどほどにって言われてるし、あんたも手首傷めちゃってるみたいだし、結構、好みだし」
そもそも俺は別に怒っているわけじゃないから、殴ったところでスッキリしないだろう。
だったらこいつにナニかしてあげるのが、一番いい気がしてしまう。
こいつの性欲も満たされて、俺も楽しくて、兄貴もたぶんそれなりに納得してくれる。
「しよっか」
ずいっと身を寄せても、そいつは逃げなかった。
「十分に、かわいがれそうもないけど」
「いいよ。俺があんたの右手になってあげる」
そう告げて、唇を重ねる。
「んぅ……」
俺はわざとらしく声を漏らして、男を誘った。
そいつの頭を優しく掴んで、舌を絡めていく。
少しずつその気にさせて、警戒心を取り除いて。
きっと、これから犯されるだなんて考えてもいないだろう。
腰を寄せて、股間を押しつけると、わずかに口を離して、薄目でそいつを窺う。
「はぁ……あ……ホテル、行かない?」
そう声をかけてもう一度、口を重ね直すと、そいつは舌を絡めながら、俺の腰に手を回した。
「んん、ん……」
触れ合った股間のモノは、お互い熱を持ち始めている。
少し腰を揺らすだけで、布越しに擦れて、ますますその気になっていった。
相手のことも、その気にさせていく。
「はぁ……あ……」
俺はわざと小さく腰をビクつかせて、そっと口を離した。
「ふぅ……はぁ……」
「ホテルがいいの?」
「ん……声、いっぱい出せるから……」
主にあんたがだけど。
「いいよ。行こっか」
俺の車でホテルに着くと、さっそくそいつをベッドに押し倒す。
「おっと……積極的だね」
「うん。あんたも、人襲うくらいにはムラムラしてるんでしょ」
「まあ、そうだけど」
仰向けに寝かせたそいつに馬乗りになりながら、俺は自ら服を脱いでいく。
右手は負傷してるみたいだし、助けるふりをして、そいつの服も脱がせていった。
「まずは……口でしていい?」
「いいよ。シャワー浴びてこようか?」
「ん……このままでいい。入れるときはゴム有りで」
適当にナンパするだけあって、ずいぶんご立派なモノをお持ちだ。
まあ、コレを使わせる気はないけど。
軽く足を開いてくれるそいつの間に体を割り込ませて、少し舌を絡めるだけで、そいつのモノは、しっかり勃起してくれていた。
かわいい。
そう言いたくなるのをこらえて、舌を絡めたまま、俺は隠し持っていた使い切りローションの封を開ける。
「ローション……使っていいよね?」
「いいよ」
そいつに許可を取ると、指にローションを絡めていく。
きっと俺自身に使うものだと思っているだろうけど、そんなつもりはない。
さっそくローションでヌルついた指先を、そいつの窄まりに押し当てた。
「は……? 待っ……あのさ、どっちのつもり?」
やっと、少し焦りを見せるそいつを見あげながら、俺は優しく微笑む。
優しく出来ていたかどうか定かじゃないけど。
「そりゃあ……俺が入れる方に決まってるでしょ」
そのまま、指先で入り口を押し開く。
「う……く……」
「はは……きっつ……久しぶり?」
「いや……俺、そっちじゃないから」
「ああ、はじめてなんだ?」
指は入れたまま、屈ませていた体を起こして、そいつの耳元に顔を寄せる。
「ラッキー。俺、はじめての子相手にするの好きなんだよねぇ」
耳元で囁くと、そいつの体が強張るのが伝わってきた。
「……どうする? このまま応じてくれたら優しくするよ。逃げる気なら、いますぐ拘束して、友達と一緒にマワそうか」
やっと俺が猫を被っていたことに気づいたのか、そいつは眉を顰めて俺を睨む。
ただ、少しだけど指は入ってるし、その表情からは不安が拭い切れていなかった。
「っ……ちょっと、声かけただけだろ。彼氏持ちだなんて知らなかったし」
「うん。別に大して悪いことしてないと思うよ。まあ、声かけた以上のことしてたけど。ただ勝手にあの彼氏が怒ってるだけ。でも、あんたが犯されたら、あの彼氏の怒りは静まるし、あんたも欲求不満の解消できるし、俺も気持ちよくて、いいことしかないよね」
「それは……」
「つーか、あの場で殴られなかっただけよかったじゃん。ちなみに俺は怒ってないから、従順でいてくれるなら、さっきも言ったけど、ちゃんと優しくする」
「ホントかよ」
「ああ、信じられない? でももう遅いよね。ホテルまで来ちゃってるし。大丈夫……気持ちよくしてあげるから……ね」
体をかがませて、もう一度、股間のモノに舌を絡める。
「ん……ここは、舐められるつもりだったんだろ?」
硬くなっているモノを咥え込むと、そいつは俺の頭にそっと手を添えた。
押えることも引きはがすこともできないみたい。
「待っ……はぁ……」
そいつのモノに舌を絡めながら、少しずつ指を押し進める。
「いや……くっ……ていうか、なんでもう、いれてんの?」
「んー……? ゆっくり、いまからでもほぐした方がいいでしょ」
いったん、咥えていたモノを口から取り出して、舌先で先端をくすぐりながら、指で前立腺の付近を撫で上げる。
「ふ……う……」
「大丈夫……怖くないからねぇ」
「ふざけ……」
「ふざけてないって。はじめてみたいだし気遣ってやってんの。力抜いて」
俺自身、力を抜くようにして、咥え直したそいつの亀頭を喉まで迎え入れた。
「は……まじ……?」
「ん……」
返事のかわりに、喉で先端を締めつける。
「う……はぁ……」
男の気持ちよさそうな声を聞きつつ、2本目の指を挿入していく。
「う、く……待てって……あ、う」
「はぁ……なに……さきっぽだけなら喉使わせてあげっから、そろそろおとなしくして?」
ねっとり舌を這わせているうちに、そいつのモノが小さく脈打っているのがわかった。
「はぁ……ん……」
そいつは気持ちよさそうに吐息を漏らしてくれる。
入れられる不安より、気持ちよさが勝っているんだろう。
さすがに思いっきり根元まで咥え込むのは苦しいけど、先端を喉で締めながら、舌を絡めて、左手でもしっかり扱いてやると、もともと欲求不満だったこいつは、いともたやすく限界を迎えた。
「ん、くっ……!」
出されたモノを飲み干して、口から性器を引き抜く。
「んー……こんな早くにイッちゃって。こんなんじゃあ相手のこと満足させられないんじゃない? それとも自分さえ気持ちよけりゃいいって感じだった?」
「はぁ……そういうわけじゃ……ないけど……あんた、うますぎ……」
「ありがとー。力抜けた? こっち、指まだ入ってるからね」
イク瞬間、かなり力が入っているみたいだったけど、脱力したのをいいことに、2本の指でナカを開いていく。
「うくっ……ん、んっ……」
「どうせなら、こっちでも気持ちよくなってもらいたいし。だから諦めて、気持ちいいことだけ考えてなよ」
「はぁ……んなこと言われても……。そっちは、ネコの経験あんの?」
「あるよ。でも俺に入れさせたところで、あの人、納得しないでしょ。それに……まあ、最近は、恋人にしか入れさせてないからなぁ」
「は……恋人いるのかよ。それで……こんなことしていいわけ?」
「いいよ。ああ、俺の恋人があんたに報復しにいくみたいなことは、させないようにしとくから。だから安心して感じちゃって。あんただって、ここが感じる場所だって知識はあるんでしょ」
そいつは脱力したまま、俺の手元に視線を向ける。
頷いているようにも見えた。
「これまで、あんたがココで誰かを感じさせてきたように、今度はあんたが感じるだけ。理解も深まるし、いいことしかないよ。ね?」
頃合いと見て、これまで緩やかに撫でていた箇所を、少し強めに押さえつけてやる。
「うっ、くっ……あ……!」
指を入れたまま体を起こすと、開かせたそいつの左足を折りたたんだ。
そいつを見下ろして、立場をわからせてやりながら、押さえつけた箇所を丁寧に撫でてあげる。
すると、そいつはまるで、すがるような視線を向けてきた。
「はぁ……あ……そこ……」
「うん。俺もすっごく感じちゃうとこだから、あんたも感じていいよ」
そいつが堕ちるためのハードルを、ひとつずつ丁寧に取り除いていく。
「ここ撫でられると、俺も声すっごい出しちゃうし。たくさん聞いてきて、そういうもんだってわかってるから……」
不安げな瞳で俺を見あげていたそいつは頷いて、自分の左手で自分の性器を擦り始めた。
「はぁ……あ……ん……んん……」
性器を擦りあげたくなるくらいには、エロい気分になってくれているらしい。
「……そのまま、後ろ弄られながら、もう一回イッとこうか。ねぇ、してあげるから、俺の左手にローション出してくれる?」
「ん……」
そいつはいったん手を止めると、ベッドに転がっているローションの封を切って、左手に垂らしてくれた。
「ありがと。じゃあ、さきっぽ……撫でようね」
俺はローションがついた手のひらで、そいつの亀頭を包み込む。
「んぅっ! んっ……はぁ……あ……!」
「気持ちい?」
「ん……はぁ……あっ……やば……」
そいつはもう一度、ゆるゆると竿を擦って、全身で感じようとしてくれていた。
小刻みにナカをトントン押さえながら亀頭を撫でると、くちゅくちゅと、ローションの絡む音があたりに響く。
情欲を煽るやらしい音。
「んっ……あ……んんっ、うんっ……んんんんっ!!」
そいつは二度目の射精を迎えると、俺の視線から逃れるみたいに体を横に向けた。
「側位がお好み? いいよ。ラクにして」
ゆっくり指を引き抜いて、近くのタオルで手を拭うと、手早くゴムをはめたモノを押し当てる。
「あ……」
「入れるよ」
一応、教えてあげてから、右向きに寝転がるそいつの尻を押えて、亀頭を飲み込ませていく。
「う、くっ……んん、ん……!」
そいつは、どう力を入れていいのか、どう抜いたらいいのか、わからないみたいだった。
それでも、どうにか俺のを咥えてくれる。
「はぁ……あ……どんだけ、はいった……?」
「亀頭は咥え込めたね。あと3分の1くらいあるけど……いきなり全部突っ込もうとか思ってないから。あんたには気持ちよくなってもらいたいし」
どうせなら、気持ちよくなってくれちゃった方が楽しい。
「抜き差ししないから……馴染ませてこうか」
これ以上、押し込むことも引き抜くこともしないで、繋がったまま腰を回すと、そいつは体を震わせる。
「ぁあ……んん、んっ!」
「苦しい? 好きに声出していいよ」
小さく頷くそいつの亀頭をもう一度撫でながら、入ったモノで内側を押さえつけて、少しずつ馴染ませていく。
「はぁ……ん、ん、ふぅ……ぁっ……」
「気持ちいことだけ考えて」
俺も体を横にして耳元で囁くと、角度が変わったせいか、ナカがきゅうっと締まった。
「んぅうっ! はぁっ……あっ!」
「ごめんごめん。びっくりさせちゃった? 強かったね。でも……当たりやすくなったかな」
弱いところを強めに押さえつけたまま、少しジッとしてあげると、収縮するナカが俺のを煽ってくる。
「はぁ……ナカ、欲しがってるみたい」
「はぁ……ふぅ、ちが……」
「大丈夫。感じて喜んじゃっても、あの人には『お仕置きしておいた』って伝えておくから」
「あ、これ……ん、んっ……かんじ、て……」
「うん。感じ始めてる。受け入れて、しっかり理解しよう?」
そもそもこいつは、気持ちよく抜けたらいいというより、エロいことに対して、興味や探求心を持っているのかもしれない。
未知なる快感を、自ら理解しようとしてくれているみたいだった。
それなら都合がいい。
腰を揺らして、しっかりとは抜き差しせずにナカを優しく突いてあげると、そいつは次第に理性を手離してくれた。
「はぁっ……はぁ……ぁっ、ん……あっ! ん、んんっ、んぅん!」
俺の突き上げに合わせて、かわいい声を漏らしてくれる。
「ふっ……かわい……。もっと鳴いて?」
「んん、ぁ……あ、ん……んー……んぅ……んっ」
「まーだ我慢してる。これでネコにハマっちゃっても責任取らないけど……今日だけ、かわいがってあげるから」
亀頭も撫で続けたまま、首筋に舌を絡めると、そいつは頷くみたいに顔を俯かせた後、ビクリと体を跳ねさせた。
「ぁあっ……ひうっ、ぁう……そこ……!」
「ん……ここ? 突こうか」
「んんっ! あっ、あっ、ぁあっ、んぅんんんっ!!」
また派手に体がビクついて、そいつがイッたのを理解する。
「ん……ナカイキしちゃった? はは……素質あるんじゃない?」
「あっ……ん、ん、俺……」
「はじめてなのに……男のちんぽでイけちゃったね」
たぶんまだ理解が追いついていないそいつにしっかり教えてあげると、締めつけに逆らうようにしてナカを緩く撫で続けた。
「ぁあっ! あっ……うぅ……待っ……ぁんっ、んっ! はぁっ、はぁっ!」
「ぁん……だって。かーわいー……どんどんメス化しちゃってる」
「ちが……あっ!」
「いいよ。かわいいんだから」
激しい抜き差しはできないものの、同じリズムで突きあげて、快感を理解しやすいようにしてあげる。
「あぁっ、あっ……んん、もぉ……!」
「なに?」
「ひぁっ……あっ……やめ……あ、う……はぁ……んんっ!」
「俺イってないし、付き合ってよ。あんただって……さっきより、もっと気持ちよくなってきてるでしょ」
首を横に振るそいつの首筋にキスをして、その訴えには気づいていると示す。
「ん……? 気持ちよくない……?」
そんなはずないとわかっていながら、俺はそのまま腰を揺らした。
「ふぁっ、はぁっ……ああっ、あっ、あん、んっ……ぁあっ、あっ!」
「はは……すっごい声……」
「んぅ……ああっ……あっ、んぅんんっ、いくぅ……!」
「イキそうなの、わかるんだ? もうしっかり覚えちゃったね」
「はぁっ、ぁあっ! あっ、いっ……んぅっ! んっ!」
「イきそうだって俺に教えて、どうして欲しいの?」
本当にまたイきそうなのか、ナカが脈打つ。
「あぁっ、ん、いく……いく、からぁ……もぉ……あっ、あっ、終わ、らせ……ああっ、んん!」
「まだ終わらせないよ。なんでそっちのタイミングに合わせて終わらせんの? おかしいでしょ」
身体を寄せて、耳元で教え込む。
少し体勢を変えたせいか、強めにナカを押し上げてしまうと、限界だったのか、そいつの体がビクビク跳ねた。
「ああっ! あっ、んぅんんんー!!」
「ああ……ホントにまたイッちゃった。このまま痙攣アナル使わせて?」
強く締めつけられた状態で、腰を回してナカの感触を堪能する。
「ああっ、あうっ……はぁ、はぁっ、やめ……あっ、ああっ、あんぅ……ん、いって……あっ」
「うん、気づいてるよ。立て続けにイッちゃって……めちゃくちゃ締めつけてるし、震えてて、すっごい気持ちいい」
「んぅ、ああっ……あぁあ……くぅっ、ふぁあっ」
震えるナカを掻きまわしていると、そいつは俺に亀頭を撫でられながら、その場で潮吹きした。
「うう……はぁ……」
「はは……ほんと、かわいい……。ネコちゃんに鞍替えしたら?」
からかうつもりで言ったのに、よっぽど気持ちいいのか、否定もせず小さく頷いてくれる。
どうやら思考が限界らしい。
そんな状態でも、もちろんやめるつもりはない。
力が抜けてしまったのをいいことに、俺は腰を振って男を煽り続けた。
「ああっ、あん、んっ……あぁあっ、んぅっ、ひぁっ! うぅっ、あぁっ」
「んー……どうしたの? 気持ちい? 気持ちいいねぇ?」
「んんん、ああっ、いい……ああっ、あんんっ、きもち……ああっ! あっ、あっ! はぁっ……あぁあっ!」
少しずつストロークを大きくして、深いところまで入り込んでいく。
「あぁあっ!? おくっ……あぁっ、あっ!」
「うん……さっきより入ってる。よくわかったねぇ」
それでも、そいつが痛みを訴えることはなかった。
ここまできたら、些細な痛みも違和感も、快感に変換できる思考になってくれているだろう。
「大丈夫……ちゃんと気持ちいいとこも撫でてあげるから。続けていい? 終わりたくないよね?」
「はぁ……あっ、うん、んっ……あっ、あっ……あん、ぁあっ!!」
「ああ……せっかくだから、奥でも感じられるようになっておこうか」
腰を抱き寄せ、奥の方をトントン突き上げる。
「ひぁっ、あっ、あんんっ、ああっ……はぁっ……あぁあっ、いくぅ……!」
「いいよ。何度でもイッちゃって」
そいつもじゅうぶんその気で、俺の行為と快感を受け入れると、また絶頂を迎えてくれていた。
何度か絶頂してくれるそいつのナカで、俺もイかせてもらう。
「あはは……どう? 入れるだけじゃ満足できない体になっちゃった?」
「はぁ……はぁ……う……」
そいつは、返事のかわりに俺のモノをきゅうきゅう締めつけてくれる。
「それじゃあこれから誰か誘うときは、入れてくださいっておねだりしようね?」
そいつの頭をよしよし撫でてあげると、俺は兄貴に終わったことをメールするのだった。
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