「玲衣くん……ビクビクしちゃってたけど……出さずにイッたの?」 指の動きを止めた美和が、俺に問いかける。 「はぁ……はぁ……え……?」 出さずにイッたって……? 「それ、女の子のイキ方だよね? メスイキってやつ? 玲衣くん、メスイキしたんだ?」 回らない頭でなんとか考えている。 なんとなくメスイキの知識はあった。 なんとなくでよくわかってないんだけど、射精しないで前立腺でイクんだって。 女の子のイキ方……? 「ち……ちがう……」 「ん……違うの? メスイキしてないんだ?」 明らかになにキたのは確かだけど。 メスイキかどうか、そんなのわかんないし。 メスイキだって言われたら、めちゃくちゃ納得するけど。 「はぁ……あ……して、なぃ……」 なんかすごく恥ずかしくて、とっさに嘘をついてしまう。 「そうなんだ? じゃあ、俺の勘違い?」 「ん……ぅん……」 体は脈打ってるけど、射精してないし、指入れてるだけの美和にわかるはずがない。 「そっか……相手がイッたとか勘違いするなんて、残念な男の典型だね。玲衣くん、ごめんね?」 申し訳なさそうに謝られて、少し罪悪感が生まれた。 美和の視線から逃れるように顔を背ける。 すると、美和はナカに入り込んでいた指を、ゆっくり引き抜き始めた。 「あぁっ! あっ……だめ……!」 「どうして? 俺の指、まだ入れてたい?」 イッたばっかりなのに、いきなり動かされたせいで、また身体がビクつきそうになる。 「玲衣くん、指じゃイケないみたいだし、俺の……入れてあげる」 美和の……入れられる? いま? この状態で? 射精したのとは違って、全然、すっきりしてないし。 初めての感覚で、わけわかんないし。 身体が、おかしいままなのに。 俺がどうにもできないでいる間にも、美和は指をすべて引き抜いてしまう。 「あぁあっ……んぅ、んっ!」 抜ける衝撃で、また身体が小さく震えた。 「後ろからしようか。玲衣くん、そっちの方が好きでしょ。よく当たるもんね?」 俺の体を、左向きに寝かせると、美和は背後から腰を寄せ、猛り切った性器を押し当てる。 「右足抱えて。入れるから」 「まっ……まって……」 「ああ……体から力抜けちゃってるね。じゃあ、俺がしてあげる」 美和が俺の右足を抱えながら、さっきまで指が入っていたところに、ゆっくりと亀頭を挿入させていく。 「あああっ! だめっ……まだ、だめぇ……! 美和ぁっ!」 「ん−……どうして? 玲衣くんの方から飲み込んでくみたいに、どんどん入ってっちゃうんだけど」 「あぁっ……あっ、ああっ、あぁんんんっ!!」 まだ美和のが全部入り切っていないのに、俺の体はまたビクンと大きく跳ね上がった。 さっきの……さっきみたいな感覚が、押し寄せてくる。 「ああっ……あっ……ん、んぅっ……だめ、だって……ああっ……んっ……うごかな……でぇ」 「玲衣くんの体……跳ねた瞬間、ナカ、すごく締まったよ。いまも……きゅうきゅう締めつけてるね」 美和の言う通り、ナカが締まって、美和のチンコをより感じさせられる。 体が全然落ち着かない。 少しでも美和に動かれたら、またイきそうで。 イったばっかりなのに、イく少し手前みたい。 「はぁっ……はぁっ……ああっ……んっ……」 「体、跳ねちゃってたけど……指のときの方がビクビクしてたよね? それでもイッてなかったってことは、いまも、イッたとかじゃなくて、ちょっとビクついちゃっただけかな」 「あ……え……?」 「早くイカせたいから、続けるよ?」 美和の言葉を理解するより早く、美和のチンコが奥の方まで一気に入り込んできた。 「ぁああっ! ああっ、あんっ……んぅ……んっ!」 「はぁ……きっつ……ゆっくり……優しく動いてあげるからね? 玲衣くん」 落ち着く間もなく、美和はさっそくピストン運動を開始する。 ゆっくりだけど、敏感な部分を的確にトントン突き上げられて、激しく感じてしまう。 「あぁあっ……ああっ、まって……ああっ……だめっ……やぁっ、やぁあっ!」 「ん……待ってって、どうして?」 言わないと、このまま続けられる? 「ああっ……あんぅっ……いってるっ……あっ……いってるからぁっ!」 「んー……いいよ? 俺に気遣ってイッてる演技とか、してくれなくていいから……ね?」 耳元で俺に話しかける美和の声は、なんだかすごく楽しそうだった。 絶対気づいてる。 それなのに、気づいてない演技しやがって。 「ああっ……あんっ……もぉ、さっきから……ああ……いっ……ああ……あぁあっ……やだっ……やぁっ、いく……! あぁんぅっ!!」 「ああ……またビクビクしちゃったね? どうしたんだろう?」 最初に嘘をついたのは俺だから、俺が悪いのかもしれない。 でももう、ごまかせないってわかって、全部、白状してるのに。 「まだイってないよね? 続けるよ、玲衣くん」 「あぁあっ……いったぁ……あっ、いったってばぁ……あんっ……まって……まってぇ……ああっ、あっ……おかしく、なる……!」 「俺にいじめられて、おかしくなってる玲衣くんも、かわいいよ」 いじめられてって。 わかってたけど、やっぱりこいつ、また俺のこといじめてんだ。 ゆっくりするとか優しくするとか言ってたくせに。 ……一応、ゆっくり動いてるし、優しく突かれてるけど。 俺が嘘ついたのにも気づいてて、わざと気づいてないフリして。 俺のことからかって、バカにして。 美和はバカだから、こんなことで愛情表現してるつもりなんだろう。 俺は、バカじゃないから理解してるけど。 ……バカだから、理解出来るのか? 「はぁっ……ん、んぅ……美和ぁ……!」 苦しくて、泣いてんのに、美和はそんな俺で興奮したのか、熱っぽい吐息を漏らしながら、弱いところを突き上げて、たくさん、いじめて……。 「あぁあっ、あんっ、ああぁああっ!!」 「はぁ……大きいのキちゃったみたいだね……キツすぎて、動けなくなっちゃった……」 本当かどうかわからいけど、やっと腰の動きを止めてくれる。 「いまのは、イッちゃった?」 もうメスイキが恥ずかしいなんて感情、吹っ飛んでしまっていた。 頭も身体もいっぱいいっぱいで、涙がたくさん溢れてくる。 「はぁ……はぁ……いっ……いった……あっ……いったぁ」 言わないと、またいじめられる……そう思ったからか、気づくと俺は、必死になって答えていた。 「本当? でも射精はしてないよね?」 抱えてた右足から手を離すと、美和は確認するように、指先で俺の亀頭に触れる。 「あぁっ! れてない……んっ……あっ……ああっ……メスイキ……したっ」 「ふぅん……それじゃあ、何回メスイキしちゃったか、わかるかな」 ……指でイッて。 その後、美和に入れられかけてイッて。 ピストンされてイッたから……。 「ふぁ……あっ……さん、かい……」 「んー……軽いの合わせて、5回はイッてるんじゃない?」 「ひ……ぅ……ちが……あ……」 「まず、指でイッちゃったでしょ。抜いたときは、イきかけてたけどさすがに我慢したかな。俺の少し入れただけでイッちゃって……奥まで入れたら、イキ直してたよね?」 美和のは入ったままだし、指は亀頭に触れてるし、気持ちよすぎて頭が働かない。 働かないなりに、なんとか美和の言葉を理解して考えてみる。 「はぁ……あっ……イキなおして、ない……それは、あ……あわせて、1回だし……」 「そうなんだ? でも抜き差ししたら、またすぐイッちゃって……その後、俺にいじめられてるって自覚して、もう1回イッたでしょ」 「ちがう……! あっ……んぅ……いじめられてる……からとかじゃ……」 「そう? じゃあ単純に気持ちよくてイッたんだ?」 「はぁっ、ん……う……うん」 たぶん、美和の言う通りで、いじめられてるって思った瞬間、すごくスイッチが入ったみたいにイッちゃったんだけど。 否定した方がいいような気がして、気持ちよくてイッたってことにする。 それなのに、美和はなぜか俺の耳元で笑った。 「じゃあ玲衣くんは、俺にこんなひどくされてるのに、いじめられてる自覚もなく気持ちよくなってイッちゃったってこと?」 「え……?」 そう、なるのか? 結局、いじめられて気持ちいいみたいになってるし。 「あ……んぅ……もぉ、わかんな……」 「いいよ。どっちにしろ、玲衣くんが俺にいじめられるの大好きってことには変わりないもんね」 「ちがっ……き、嫌いじゃないだけ……!」 「もっと、いじめてあげるね?」 そう耳元で囁かれた瞬間、身体が大きく跳ね上がった。 「あぁぁあっ!」 「あー……またイッちゃったね……? もうさすがに言い逃れ出来ないよ。本当は大好きなんでしょ」 「あっ……ちが……ひっ……う……あっ……美和の……ん……ナカで、おっきくなった、からぁ……」 「ああ……そっか。俺も、興奮しちゃったからね……玲衣くんのこと、いじめられるって思ったら、つい……」 美和のが、ナカでビクビク動いているような気がした。 俺が、脈打ってんのかもしれない。 わかんないけど、美和の腰は動いてないのに、ナカがずっと気持ちいい。 ナカだけじゃない。 なんだか頭がゾクゾクする。 美和が、耳元でしゃべるから? 呼吸に合わせて身体が揺れるせいか、触れていただけの美和の指が亀頭を撫でる。 いや……意図的に、撫でられてる? 「あっ……ああっ……美和ぁ……だめ……そこ……」 「メスイキしすぎて、めちゃくちゃ我慢汁出ちゃってるね。ああ……これ、愛液だった?」 「ちが……あっ……ああ……あぁあっ……やだぁ」 拭うように、塗りたくるように、指先で円を描かれてしまう。 「ここだけ弄られるのは、やなんだ? じゃあ、一緒に乳首もしてあげる」 そう言ったかと思うと、美和は身体を起こして、俺の体を後ろから抱きかかえた。 「んぅんん……!」 「どうしようか。さっきは優しく撫でてあげるだけだったから、今度はちゃんと、いじめてあげようか」 美和は、左手の親指と中指で、俺の右の乳首をきゅっと摘まむ。 少し痛いくらいに。 それだけじゃなく、人差し指の爪で先端を引っかかれてしまう。 「あぁあっ……だめっ……あっ……ああっ!」 「うん……一緒にしないと、だめだったね?」 美和の左手が俺の乳首をいじめる中、右手の人差し指が亀頭に触れる。 「あ……やぁ……」 嫌な予感がして拒もうとする俺を、美和は当然のように無視して、まるで乳首にするみたいに、爪で先端をカリカリと引っかいた。 「あぁあっ! やぁあっ……ああ、あんっ……ああっ……いっ、んぅんんん−っ!!」 わけがわからないまま、体がビクビク跳ね上がる。 「はぁ……爪立てられて、痛くてビクついちゃった? それとも気持ちよくてかな」 痛いはずなのに、美和にチクチクいやらしくいじめられてると思うと、たまらなくなってしまう。 なにこれ。 気持ちいい。 俺、気持ちいいんだ? 「ああっ、あっ……だめぇ……あっ……ああんっ……きもちいい……!」 「気持ちいいって、コレのこと? 痛くない?」 何度も何度も、ぬるついた先端を引っ掻かれて、強すぎるのに、ピリピリ痺れてたまんない。 「あぁあっ……ぃた……いたいの、きもちい……ふぁっ! あんっ、んっ! ああっ」 「はぁ……ちゃんと傷つかないように加減してあげるから……もっと欲しがって」 美和は優しくないし、俺のこといじめてくるけど、絶対ダメなラインは越えないでいてくれる。 それに、俺がどれだけエロくても、漏らしても、全然、引かないから、安心して欲しがれる。 ……ただ、だんだん俺のダメなラインがバカになってるだけかもしんないけど。 「美和ぁ……ああっ、もっと……あっ……もっと、して……ああっ……なかも……あんっ、さっき、みたいに……!」 絶対おかしくなるのに、それでも欲しくて、俺は美和に要求していた。 「はぁ……すごい……ナカまでビクビクしてる。それじゃあ、このまま、下から突き上げてあげるね?」 後ろから身体を支えられたまま、美和のチンコが俺のナカを擦って、突き上げていく。 「あぁああっ……いくっ、いくぅっ……ああっ……あんぅっ!」 「うん……いっちゃってるね……玲衣くん……でも、続けていいよね?」 爪を立てたまま、乳首を押しつぶされて。 亀頭も、爪でカリカリされて。 その上、美和の硬いので、感じるところを小突かれて、何度でもイきそうになる。 ってか、イってる? 「ああっ……あっ……あんっ……ああっ! あぁんっ……あっ、あぁあんぅっ!」 「すごいね……覚えたばっかりかなのに……何度もメスイキしちゃってる?」 何度も何度も体が跳ねて、気持ちいい絶頂みたいのが繰り返しやってくる。 余韻に浸る間もなく、美和がずっと攻め立てるせいで、またイきたくなって、イって、その繰り返し。 「あんっ、ああっ……美和っ……美和ぁ……ああっ……きもちい……あんっ……あぁっ、あぁあああっ!」 「はぁ……ホント、かわいいよ、玲衣くん……続けるよ?」 「あっ……あんっ……つづ、けてぇ……あっ、ああっ……きもちい……はぁっ、ああっ……もっと……あんぅっ……もっとぉ……!」 感じすぎて苦しいし、いっぱいいっぱいだけど、まだやめたくない。 「もう、メスイキしっぱなしだね……射精もしようか」 美和に言われて、忘れかけていた射精の感覚を思い出す。 射精してないから、終われないんだ。 「んぅっ……ああっ……するっ……ああっ……あっ、したぃ……ああっ……あぁあっ!」 「亀頭は? 爪立てて、いじめてたら竿擦れないけど……擦らなくても、精液出せそう?」 「ふぁっ、ああっ……やだ……自分で、する……あっ……ああっ、するからぁ……あっ……いじめんの、あっ……やめな、でぇ……」 俺はとにかく全部感じたくて、自分の右手で性器を擦りながら、美和がいじめてくれていない方の乳首を自分で転がす。 「ああっ、あっ……あぁあっ……いいっ……あんっ……美和ぁ……ぜんぶいい……あぁっ、あっ……いくっ……あっ……美和ぁ……いくっ、ああっ、あっ……!」 「うん……俺もいくよ……出してあげる」 「あっ……ああっ、だしてぇ……あっ……いくっ……いくぅっ……あぁああああっ!!」 ナカでメスイキした直後か、同時くらいに、美和の精液が流れ込んできた。 俺のモノからも、精液が溢れてくる。 美和は亀頭から指を離すと、性器を掴んでいた俺の手に手を重ね、優しく擦りあげてくれた。 「ふぁっ……ああっ……ああんぅ……っ!」 「全部、出せそう?」 「あっ……ん、でるっ……でてる……ふぁあ……ん……んぅん……」 最後の最後まで出し切ると、俺が手を止めるのに合わせて、美和もまた手を止めてくれた。 気持ちよすぎて、なにがなんだかわからなかったけど、それでも俺は、振り返るようにして美和の方を見た。 美和もまた、俺を見てくれていて、自然と引き寄せられるように、唇を重ねる。 「んっ……んぅ……」 息苦しいけど、それでも、どうしてもしたくて、少しだけ舌を絡め合った。 「部屋に来たときの玲衣くん、珍しくしおらしかったよね」 俺の体を拭いたり、シーツを取り変えながら、ふと思い出したように美和が呟く。 なんか恥ずかしいけど、実際、隣のクラスの子に言われたことが気になっていたのはたしかだ。 そいつにどう思われるかは別として、俺が美和にしていたことは、一般的にちょっとよくないことだったと思う。 「美和のこと、さすがに都合よく使い過ぎてた……よな」 そう告げると、美和は横向きで寝転がる俺の顔をじっと覗き込んできた。 「玲衣くんて、ホント、人傷つけるの苦手だよね」 「得意なやつなんていないだろ」 「はじめの頃も、俺が落ち込んだ態度取ったら、やらせてくれたし」 あれが計算で演技なら最低なんだけど。 ……たぶん、こいつは最低なんだけど。 実際、美和を傷つける要素が俺にはあったから、仕方ない。 「玲衣くんにとって都合がいいなら、俺はそれでいいから」 「いいのかよ。俺の都合のいいようにして」 「いいよ。でも、そんなに気になるなら、たまには甘えてくれる? そしたら俺もいじめずに、かわいがるから」 「なっ……」 気にはなるけど、それとこれとは話が別だ。 甘えるなんて……。 「そんなん出来ねぇし……」 「下手でもいいよ」 「下手とか言うな。むかつく……」 でも、本当に下手かもしれない。 甘え方なんてわかんねぇし。 まあ、どうせそんな期待されてないだろ。 「と……とりあえず……お前がナカで出したせいで……ぬるぬるしてるから……」 体を起こして、美和にしがみつく。 「か……掻き出して……」 「ん……じゃあ一緒に、お風呂場行こうか」 ……一応、甘えてるつもりなんだけど。 少しだけ体を離して、美和の顔色を窺う。 美和は俺を見て、楽しそうに笑みを漏らした。 「……やっぱやめる」 「なんで? すごくかわいいのに」 こいつ……やっぱり、気づいてるんだ。 俺が甘えてるって。 「もういい……」 「玲衣くん、機嫌直して。キスしてあげるから」 そんなんでごまかされるわけないって言いたいのに。 美和にキスされて、舌を絡められると、頭がふわふわして流されそうになる。 「んっ……んぅ……ずるい……」 「玲衣くん……キス好きだよね」 「うるさ……はぁっ……ん、ん……」 何度も口を重ね直して、抱っこされながら、お風呂場へと向かうのだった。 |
『美和純玲×秋庭玲衣』
小説カウンター158888番v 『どエロくてドMでかわいい受、ドSな攻め』『とにかくエロいやつ』といったリクエストをいただきました! ある程度、関係性を進めておきたかったので、3年の冬設定に。 肉体的に痛いことは極力しないで、Sっぽく(Mっぽく)になるように考えてみました。 ちなみに隣のクラスの子は相川静紀です。 とにかくエロくするつもりが、前置きが長くなってしまいましたが、エロく感じて頂けたら幸いです。 ねこやまさんへささぐvvリクエストどうもありがとうございました♪ |