生徒会室で。

良介の愚痴を秀一にしたときだった。
いつのまにかいた良介にそれを聞かれてしまう。

もちろん、そんなこと、聞かれてただで済むはずがない。

俺のズボンを脱がせ、シャツのボタンを外していく。
愚痴ってしまった後ろめたさから、抵抗できずにいる俺ににっこり笑って。

「ね。見てもらおう?」
俺にそう言った。
秀一に…?
「なに…を…」

床に座った俺の股間のモノを横から良介が擦り上げていく。
秀一に見えるようにして。
「んっ…ぅんっ…」
「…なにをって? 悟のいやらしい部分を? ねぇ? 宮原くん、見てくれるでしょう?」
そう良介に言われて、秀一が断れるはずがない。

秀一の視線が突き刺さる。
「宮原くん…。悟、ここの毛ないんですよ。僕が剃ったんです」
にっこり笑って、『ね?』と俺に同意を求められる。
俺は、顔を背け、その羞恥に耐えていた。

擦りあげられて、適度に大きく硬くなったソレに、良介は紐を絡めていく。
「なっ…キツいって…っ」
「これくらいキツくないでしょう? じゃあ、コレ、入れてくから…ね?」
そう言って、俺の目の前に、鮮やかなピンク色の玉がいくつも連なっている棒を見せる。
バイブの一種だろう。

「っ…やめ…そんなん…っ」
「ちゃんと見てもらいたいから。宮原くんに入れてもらおうね? 悟」
そう言って、ローションを絡めたソレを秀一に手渡して。
「じゃあ、見せてもらうね…?」
秀一は、俺に目線で少しだけ、『ごめん』と送る。
良介の前で、直接言葉に出せないのだろう。
それでも、一つずつ楽しむように押し入れていく。

「んぅっ…んっ…やっ…ぁああっっやぁっ」
「宮原くん…悟は敏感だから。もう少しゆっくり入れてあげないと、すぐおかしくなっちゃいますんで。あぁ、それとも一気に挿し込んだ方がラク?」
そう言って、秀一の持っていた棒状のモノに手を添えると、一気に奥の方まで挿し込んでいく。
「ひぁあっ!!?? あぁああっっ」
情けない声を、大声で発してしまい、涙が溢れていた。
秀一の手から棒状のソレを取った良介が、少しだけ、抜いたり、入れたりして。

そのたびに、体が震え、感じまくってイきそうなのに、俺のモノに絡んだ紐がそれを許さない。
「やぁっあっ…んっ…ぁあっ」
「感じてないでさ。ちゃんと宮原くんに見せてあげて…? ほら、自分で押し出して」
そう言って、良介が手を離し、俺の足元からジっと俺を見る。

俺は少しずつ、中に入り込んだソレを、押し出していく。
「…もっと、見えやすいようにさ。手で、足拡げて。わかるでしょう? どういう格好取ればいいのか」
するどく俺を見下ろして。
良介の言われるように、良介が望むような格好を取る。
自分の膝裏に手を回し、秀一と良介に見えやすいように足を広げて。
「ぁっあっんぅっ…」
ただ、コレを出しているだけなのに、ごろごろするような感触が気持ちよくて、いやらしい声が洩れる。
「悟…。なぁに腰、揺らしてんの? 早く出せよ」
企むような笑みを見せて、そう言うと、そのバイブのスイッチを入れてしまう。
「ぁっあぁあっ…やめっ…ぁんっ…良介ぇっ」
「味わってないで。それとも出したくないの? そんなに好き?」
良介は、立ち上がると、俺の股間を上履きで軽く踏む。
「んーっ…やっやぁあっ…」
「早くしないからでしょう? 別にこれくらい痛くないくせに」
良介の足が、俺の股間をこすって。
中を、丸いいくつもの玉が、振動を送ってくる。
「ひぁあっあんっ…ぁああっ」
「あんって、なに? 感じちゃうわけ?」
「違…っ」
「違わねぇだろ。いい加減にしろよ」
「はぁっあっ…」
「ほら。言って…? ホントはどうなの?」
さっきより、優しい口調で笑顔で聞く。
けれど、圧力を感じた。
「ぁっ…感じてっ…ぁあっ…気持ちぃいっ…ですっ…っ」
「ホント、変態」
投げ捨てるようにそう言って、俺の股間を軽く蹴って、一歩下がった。

「ぁんっ…あっ…良介っ…ゃっやぁあっ…もぉっ…」
「宮原くん。ちょっと手伝ってあげて? そこ、押さえて、拡げてあげて?」
秀一が言葉通りに手で俺のソコを押し広げるように押さえてくれる。
が、近くでソレを見られ、ますます羞恥心を感じていた。
「ひぁっあっあっ…んぅっ」
「宮原くん、どうです? 悟は。見てて、欲情する?」
そんなことを聞きながら、秀一の後ろから、秀一のズボンのチャックを下ろし、取り出してしまう。
「宮原くん、ご無沙汰ですか?」
楽しむようにそう言って。
後ろから秀一のをそっと撫でて。
「ん…。ご無沙汰ではなくても…こんなの見せられたら、勃ちますよ」
「そうですか。悟、よかったねぇ」
そんなことを言いながら、秀一の後ろから、顔を覘かせた良介は、俺へとにっこり笑った。
すると、俺に見せ付けるようにして、秀一のを、横から口に含む。
「んっ…良介さ…っ」
「宮原くんは…悟を、ちゃんと見ててください」
「良介っ…もぉっやっ…ぁあっ…ぃったっっ…」
紐がどんどんと食い込んで、痛くなってくる。
良介が、秀一のを舐め上げるしぐさもエロくさいし。
普段、見れることのない秀一が感じている顔にも、ものすごく鼓動が高鳴る。

イきそうでイけなくて、苦しくて。
俺は、力をこめて、ソレを押し出していく。
「んーっ…やぁっあっ…あぁああっっ」
あいかわらず、恥ずかしい声を上げて、やっと全部押し出せる。

が、良介はソレをちらっと見て確認したにも関わらず、秀一のを口で愛撫し続ける。
「んっ…良介さっ…悟、出せましたよ…っ?」
「ん…そうですね」
良介は、秀一の体を横に向かせ、正面からしっかりと根元までくわえ込む。
舌が絡む音が、部屋に響いて、秀一は、抵抗できずに、ただ良介の髪に指を絡めていた。
「んっ…だ…めですよ…っ…ぁっ…イっちゃうんで…っそろそろ…止めてくれないと…っ」
良介の視線が、俺にチラっと向けられた。

やっと、秀一から口を離して。
良介が秀一の頬を撫でるだけの行為に、ものすごく胸が締め付けられていた。
「宮原くん、かわいいですねぇ。あまり声は出さないけれど、すっごい感じてて。腰、動いちゃって」
「恥ずかしいですよ」

やっと、良介は俺の手を取って、起してくれる。
ぎゅっと抱きしめられて。
なんとなく涙が溢れていた。
「悟…。好きだよ…」
耳元で。
小さな声でそうとだけ伝えてくれる。
体がゾクゾクして。
俺も、この人が好きなんだと実感した。

そっと体を離して。
「…宮原くんの、口でイかせてあげて…?」
そう言われ、さっき言われた言葉が嬉しかったこともあってか、素直に頷いてしまう。
「俺、このまま止められても平気ですよ」
秀一はそう言ってくれたが、
「そういうわけには行きませんよ。こっちが悟を見せておいて、欲情させたのなら、その処理をするのは当然です」
良介がそう言って。
俺は、四つんばいになり、そこから頭を下げ、秀一のを手にとった。

さっきまで良介が口にしてたと思うだけで、ドキドキしてしまう俺は馬鹿だと思った。
そっと口に含むと、後ろから良介が俺の足を撫で、尻をそっと撫で回す。
「んっ…」
「…悟。がんばったから、イかせてあげる」
そう言って、俺の股間から紐を取ってくれて。
刺激を待つ俺の中へと、良介の指が入り込む。
「んーっ…ぅんっ…」
息苦しくて、つい秀一のから口を離してしまい、我慢しまくっていた俺は、すぐにでもイきそうになる。
「やぁっ良介っぁあっ…ぃくっあっ…あぁああっっ」

指1本でイかされても、まだ萎えなくて。
良介が、空いている手で、何回も擦り上げ、搾り出していく。
「ぁあっあっ…んぅっ」
「…入れるよ……」
わざわざ、俺にそう言って、指が引き抜かれる。
「悟は、ちゃんと宮原くんの、飲んであげてね…?」
「…は…い…」
「ちゃんと飲み込めたら、中で出してあげるから」

そう言われ、俺が秀一のを口にまた含むと、それを確認してか、良介のモノが入り込んできていた。
「んっんーっ…ぅんっ」
俺の腰を両手で掴んで。
ゆっくりと、焦らすようにかき回す。
「ンっぅんっ…んっんっ…」
秀一も、俺の頭を抱えて。
俺の頭が揺らされてるのか、秀一の腰が突き上げてくるのか、理解出来なかった。
次第にスピードを増して、口の中を犯されていく。
「んぅっんーっ…ぅんっ」
「ね…悟…出していい…?」
初めて聞く、秀一の熱っぽい声。
「んっ…ぅんんっ…」
俺は、揺さぶられて自由の聞かない頭を、少しだけ頷かせて示す。
「悟…イくよ…っ? っんっ…んぅんっ」
速く口の中を突かれ、奥の方へと秀一の出した精液が入り込む。
「…悟…ちゃんと、宮原くんの、全部吸って…」
言われるように、俺は、秀一のを飲み下し、最後の最後まで搾り取るように吸い上げた。

やっと、口を離して。
全部飲んだのを、良介が確認したのか、今度は、激しく中を突き上げる。
「ぁあっあっ…んーっ」
ガクガクと体を揺さぶられて、俺は、床へとしがみつく。
「ぁっあっ…ぁんっあっ…やぁんんっ」
秀一が、いるのに、それを忘れて喘ぎまくってしまう。
「なぁに…? イイの?」
「いいっ…ぁんっあっんぅっ…もっとぉっ…ぁんっ良介ぇっ」
「いやらしいね」
「ぁっ…はぃっ…ぁあんっ…やっぁんっあっ…ぃくっぁっ…いくっ…」
「ん。たっぷり中で出してあげる…」
「ぁんっ…出してっくださぁっ…ぁっあんっ…中ぁあっ…」
揺さぶられすぎて、声が震えていた。
視界も定まらなくって。
「良介ぇっ…あぁあんんっ…出るっ…ぁっぃくっやっあぁあああっっ」

俺が先なのか、良介が先なのか。
頭が働かなくって。
とにかく中に流れ込んできて、俺は気持ちよすぎて、動けなくなっていた。

良介のモノが引き抜かれて。
秀一と何かを話している。
が、耳に入らない。
俺はただ、横向きに転がって体を落ち着かせていた。

秀一が、部屋を出て、良介が、俺の元へと来てくれる。
「…気持ちよかった…?」
そう聞かれ、そっと頷いて示す。
「…でも、駄目だよ、悟。宮原くんの前であんなにも…。喘ぎすぎ。少し、恥じらい持たないと…ね?」
理不尽なことを言われているような気はしたが、考えるのが面倒で、また俺は頷いていた。
「うん。じゃあ、また。調教しなおさないとね」

そう言って、ムチを取り出す良介を見て、また体が熱くなるのを感じた。